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社内AI推進チームのつくり方|専任ゼロでも回る体制設計

公開: 2026.06.05 執筆: AI STANDARD編集部 監修: 株式会社TrysLinx(AI人材育成・組織定着支援の知見)

この記事の結論

なぜ「推進役」が必要なのか

ツールを配るだけでは、組織のAI活用は一部の人で止まります。理由は能力ではなくきっかけと安心感の不足です。「何に使えばいいか分からない」「変な使い方をして怒られたくない」——この2つを解消する存在が推進役です。

裏を返せば、推進役の仕事は高度な技術指導ではありません。使い方の実例を見せ、質問できる場所を作ること。だから専任でなくても務まります。

最小チームの設計(兼任でOK)

役割人数やること
経営スポンサー1人(役員・社長)「会社として推奨する」と宣言し、時間と少額の予算を守る
推進リーダー1人(兼任)共有会の主催、ルールの窓口、活用事例の収集
部門アンバサダー1〜2人(兼任)自部門での実践と、現場の声の吸い上げ

ポイントは経営スポンサーです。推進役が現場で「そんな暇あるの?」と言われたとき、守る人がいるかどうかで活動の寿命が決まります。

推進役の選び方 — 役職より好奇心

活動の型 — 3つだけ続ける

  1. 週次15分の共有会 — 「今週うまくいった使い方」を1〜2人が見せるだけ。資料不要、画面共有で実演
  2. プロンプト集の整備 — うまくいった指示文を共有フォルダに貯める。新メンバーの立ち上がりが劇的に速くなる
  3. 気軽な相談窓口 — チャットに専用チャンネルを1つ。「こんな使い方アリ?」に推進役が反応する
現場の実感: 立派なKPIや月報を課すと、推進活動は3ヶ月で死にます。「小さく・軽く・楽しく」を守ったチームだけが1年後も生きています。測るのは「先月より使う人が増えたか」くらいで十分です。

よくある質問

Q. AI推進の専任者を置く余裕がありません。

専任は不要です。兼任の推進リーダー1人と部門アンバサダー1〜2人、それを守る経営スポンサー1人の最小構成で機能します。重要なのは人数ではなく、経営が「推奨する」と宣言し、推進役の活動時間を守ることです。

Q. 推進役は誰を選べばいいですか?

役職ではなく「AIを既に触っていて、教えるのが好きな人」を選んでください。社内公募で手を挙げてもらうのも有効です。多忙な管理職を役職だけで任命するのが最も多い失敗パターンです。

Q. 推進活動が続かず止まってしまいます。

活動が重すぎる可能性があります。週次15分の共有会・プロンプト集・相談チャンネルの3つに絞り、KPIや月報などの管理コストを削ってください。「小さく軽く」が継続の唯一のコツです。

出典・参考

推進役の育成、プログラムがあります。

推進リーダーの選抜・育成から共有会の設計まで、「自走する推進体制」づくりを伴走します。

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